地元佐賀県伊万里市で、スゴイ場所に行きました。
感性の鋭い方々が、「ここは凄いね」とおっしゃいます。
皆様は写真とか見られていかがでしょうか?
伊万里市は、焼き物の伊万里焼が名物です。
その伊万里焼を販売する窯元さんが集まる観光地
大川内山鍋島藩窯公園(おおかわちやま なべしまはんようこうえん)の
ちょっと外れの山の手の方にある
岳神社(たけじんじゃ)
大川内山の鍋島藩窯公園は
筆者の地元で、焼き物を買ったりお客さまをご案内したり
今までも何度となく通っている場所ではありますが
この岳神社には、今回初めて参拝させていただきました。
岳神社のこと看板に解説してありました。
なんと、伝説の豪勇 鎮西為朝(ちんぜいためとも)さんのお名前がありました。
鎮西為朝さんは、元の名前は源 為朝(みなもと の ためとも)で平安時代末期の武将。
源為義の八男で、源頼朝、義経兄弟の叔父にあたる方。
身長2mを超える巨体のうえ気性が荒く、また剛弓の使い手で、剛勇無双を謳われた。生まれつき乱暴者で父の為義に持てあまされ、九州に追放されたが手下を集めて暴れまわり、一帯を制覇して鎮西八郎を名乗ったそうです。(Wikipedia)
岳神社の由来は鎮西八郎為朝が、黒髪山の大蛇の退治の際に
伊弉諾尊(イザナギノミコト)と伊弉冉尊(イザナミノミコト)を祀ったのが始まりとされています。
すごい由来を持つ由緒正しい神社なのです。
麓の鳥居から入ると、空気が変わるのがわかります。
階段の横には巨岩が目に付きます。
さざれ岩のような巨大な岩です。
道中様々な神仏の像が祀られています。
麓の民家の横に 様々な神仏がまつってある小屋を通り過ぎると
山に向かう参道が見えてきます。
実に年月を経て、とても良い感じにひなびた鳥居があります。
山道を挟んで、山の参道の入り口に出ます。
ひとつひとつ 鳥居をくぐるたびに聖地に近づいている感じがします。
山のお水が湧き出ています。
天然の手水場という感じです。
とっても立派な狛犬さん
のどの神様が祀られていました。
山の参道を登っていきます。
手すりなどがきちんと整備されていて登りやすい階段でした。
苔むしていますが
さざれ岩のように、階段表面にはデコボコがあり
ちょうどいい滑り止めになっています。
セメントを突き破る木の根っこ
これぞ
木が土を穿つ
陰陽五行説の
木剋土(もくこくど)の状態ですね
階段を登り進みほどよく汗ばんでくると
手水場の屋根が見えてきます。
とっても立派な御神木を横目に階段を上がると
神殿に到着です。
境内の手水場の様子
眼下の景色を楽しみながら
気持ちよくお清めができます。
ここの手水場の龍さんがめずらしい形で、とってもかっこよかったです。
巨岩の洞穴状の部分に、神殿が建てられています。
すごく独特の雰囲気があります。
かつて修験者の方々が集まられたのかとイメージが膨らみます。
小屋の中で参拝が出来ます。
建築としてもとても素晴らしい造形です。
地元で新規事業に取り組ませていただくこと
守って頂いていることに心を込めて御礼をお伝えしました。
祭壇に、なぜか、ベクトル平衡体の めん棒模型が!
この場所のパワーを知る方なのかもしれないです。
話が合うような気がします。お友達になりたいですね。
岩陰から見える本殿
建築としてもかなり貴重なものであるとのことです。
伊万里市ホームページより
https://www.city.imari.saga.jp/2942.htm
岩の穴の向こう側は、また絶景です。
岩の表面には、様々な神仏が祀ってありました。
眼下の伊万里市を見守って頂いているようなロケーションです。
日本には、神仏を中心にまちづくりをしてきた文化があります。
それぞれの地域には、それぞれの神仏が祀られています。
伊万里市の神社の配置をGoogle Mapで見てみると
かつて大陸の異文化からの様々なものが伝来した貿易港であった
伊万里湾の周りににはびっしりと、
そして東西南北の要所にも神社が配置されているように見えます。
▲Google Mapより
岳神社は、伊万里市の後方を守る要のように感じました。
地球というおおきな地磁気の中に国や地域があるわけですが
あるべき位置に配置してあるのが神社仏閣なのかと
思いました。
節目節目の参拝の際には、なんとなく神様からのメッセージを頂くべく
おみくじをひかせていただくのですが、
今回も本当に納得する内容でした。
節目節目には、日々住ませていただいている感謝をお伝えにいきたいですね。